こんにちは、堺の不動産屋・共栄商事のイケダです。
今日は不動産に関わる話をします。
ディベートのテーマになりそうなあの話題。
相手が不動産関連の仕事の人間に振る鉄板のあの話題。
自分自身も大学時代のクラブOBとの飲み会の席なんかで、つい聞かれてしまうあの話題。
それが、
「賃貸VS持ち家 どっちがいいの?どっちがお得なの?」です。
イケダ個人の結論を先に申し上げると、
個々それぞれの、家族構成や仕事、生活の環境、将来のライフプラン。
個々それぞれの、価値観、必要・不必要なもの、リスク許容度。
などなどにより、最適な選択肢が違うので、一概にどれが良いか分からない。
なので、両者のメリット・デメリットを理解した上で、個々に当てはめてみて下さい。
・・・となります。
また、本当に細かい話になってきますと、
転勤が多かったり、住宅補助等が整っていたりする仕事をしている若い頃は賃貸で過ごしながら貯蓄し、
転勤等が落ち着いてきて、老後の生活も視野に入っているタイミングで、中古戸建・マンションを購入する。
というような選択肢が、一番良い、お得という事もあるのではないかと思っております。
この話題は、細々と書き出すと恐ろしい文章の長さになってしまう気がしますので、
数回の記事に分けてお送り致します。
先ずは、「賃貸のメリット」をあげさせて頂きます。
■移動がしやすい、土地に縛られない。
■収入の変化に対応しやすい。
■家族構成の変化 に対応しやすい。
■会社からの家賃補助が大きい場合は、コストが割安。
■税金(固定資産税等)がかからない。
■ 住宅ローン等の借金を作らなくて済み気持ち的に楽。
■災害等によるリスクが少ない。
■通常、経年劣化による借主原因でない損耗、劣化の修繕は大家さんがしてくれる。
■ 頭金の形で、一時的に大きな支出をしないで済む。
ざっくり上記のような点があげられます。
上記の点を、
ライフプランの例で当てはめてみると、
■20代 若手なので、いつ転勤になるのか分からないので、会社近くの1DK賃貸を選択した。
会社の家賃補助が比較的手厚いので、収入の一部を貯蓄に回す事が出来る。
■30代前後 結婚とともに、多少大きい2DKの賃貸に引っ越す。
子供の人数にもよるが、小学校に上がる頃までは今の状態でも問題ないと判断。
■40代 収入は増加し、子供の成長に合わせて3-4DKの賃貸に引っ越す。
■50代 子供が大学を卒業し、就職していく。
3-4DKでは手広いので、より小さな賃貸に引っ越す。
もしくは、いままで貯蓄したものを頭金に充当したり、フラット35で終の棲家たる中古戸建を購入する。
■60代- 会社の退職と老後。退職後、賃貸のままではコストがかかりすぎるので、
今までの貯蓄や退職金を使って中古戸建や中古マンションを購入する。
若い時は賃貸派、老後持ち家派に移行するような上記のライフプランですが、
転勤、家族構成や収入の変化に対応しやすいメリットを享受した上で、
ライフイベントに合わせて引っ越しを行っているので、各種住設備が時代遅れになるのを、都度一新することが出来ます。また、通常使用における経年劣化の不具合等は大家さんが修繕してくれます。
また、災害や、職場、収入、家族構成の変化などのリスク、ローンに圧迫される事ないのが魅力です。
ただ、個人的には、高齢になると賃貸が借りにくくなる可能性がある事、
退職後家賃補助等が無く賃貸のコストが負担になる可能性がある事から、
どこかで中古物件取得を考慮される方がいいのではないかと思います。
今回は賃貸のメリットのみを取り上げましたが、
個々の仕事や、家族、実家の状態などを考慮した上で、
賃貸、持ち家 のそれぞれの長短を理解して出来るだけ良い選択をして頂ければ幸いと思う次第で御座います。
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